メンバー

スタッフ(研究課題)
      長尾 宏隆 教授(Prof. NAGAO, Hirotaka, Ph.D.)
      h-nagao[at]sophia.ac.jp
  •    生物活性を示す遷移金属錯体の創製と機能評価に関する研究
  •       遷移金属錯体は生体分子と様々な相互作用がみられ、抗がん剤などとして利用が行われている。
          配位子の組み合わせにより水溶性の高いルテニウム錯体を合成し、細胞毒性やDNAなどの生体分子との相互作用について検討している。

          上智大学 神澤教授との共同研究。【令和2年度JST A-step(トライアウト型)】
  •    高電位ニトロシル錯体による重合開始剤不要な重合反応の開発
  •       一酸化窒素(ニトロシル)錯体では、特異な電子状態のニトロシルの中心金属を介した強い電子的な相互作用により、共存配位子を
          活性化することができる。高い反応性が期待される高電位ニトロシル錯体を合成し、アクリロニトリルなどの重合反応を検討している。

          上智大学 陸川教授、竹岡教授との共同研究。【特許第6562351号 2019年。; Chemistry - An Asian Journal, 2018, 13, 3014-3017.】
  •    遷移金属錯体触媒による二酸化炭素還元反応に関する研究
  •       物質変換およびグリーンケミストリーの観点から、異研究分野を融合することにより「新奇な環境負荷の低い均一反応系」の構築を
          めざしている。二酸化炭素と相溶性の高いイオン液体反応メディアとして遷移金属錯体を触媒として、電気化学あるいは光化学的
          エネルギーを利用した二酸化炭素変換反応を検討している。

          上智大学 藤田教授との共同研究。ENEOS Technical Review 56, 8-11, 2014年

     三澤 智世 准教授(Assoc. Prof. MISAWA-SUZUKI, Tomoyo, Ph.D.)
     t_misawa[at]sophia.ac.jp
  •     高活性物質変換反応場となるコバルトおよび鉄錯体の創製
  •       第一遷移系列の金属のうち、ルテニウムと同族の鉄およびd電子数の1つ異なるコバルトを用いた錯体合成を行い、より活性の
          高い酸化反応システムの構築を目指している。
          Inorg.Chem. Commun., 2024, 169, 113060.; Polyhedron, 2022, 218, 115735-115743.
  •     ルテニウム(多核)錯体における電子状態の理論的研究
  •       ルテニウム錯体、とりわけ混合原子価状態の二核錯体の電子状態に関して、計算化学と実験化学との融合のもと検討を行っている。
         上智大学 南部教授、島根大学 片岡祐介准教授との共同研究

学生(2025年度)
        M2 長尾研 1名、三澤研 1名
        M1 長尾研 2名、三澤研 1名
        B4 長尾研 3名、三澤研 4名